高校生の頃からネイルに興味はあったものの・・
私とネイルとの関わりは高校生の頃にさかのぼります。
ネイリストという職業に高校生の頃から興味がありましたので、高校生卒業後の進路は本当はネイル関係の専門学校に進学することでした。ただ、昔気質の両親には全く理解してもらえず、大反対を受け、結局は一般の大学に進学することになりました。
大学卒業後、やはりネイルへの道を諦めきれず、就職をせずに改めて専門学校に通おうと思ったのですが、ここでも両親の大反対を受け、しまいには就職先も探されてしまい、知人の会社ということで断ることもできず、一般企業の経理事務として2年働きました。
両親からすれば、ネイリストという職業がどのようなものか分からず、得体も知れない不安定な職業ということで不安に感じたのだと思いますし、娘に少しでも良い、安定した会社に就職して欲しいと思ったのも仕方のないことなのかもしれません。
その後、この会社を退職し、いよいよネイリストとして働くぞ!と思いましたが、気がつけばもう20代も半ばとなり、美容業も接客業も未経験、ネイル資格もなし、と色々な不安が考えれば考えるほど頭の中を思い巡り、結局は英会話スクールや大学事務員としてその後10年ちょっと働くことになりました。
それでも諦めきれなかったネイリストへの道
大学事務員として10年近く働いたころ、その当時は契約社員だったのですが、正規社員の道を提示されました。今までの働きぶりが評価されてのことだと思いますので、もちろん嬉しかったのですが、その時でもまだネイリストへの道を諦め切ることができず、改めて悶々と悩む日々となってしまいました。
そんな折り、妹から「本当にネイリストの道を諦めていいの?もう年齢考えたら今がラストチャンスだよ。最後にもう一度考えてみたら?」ということを言われ、
“確かにそうだ、いま行動しないとこの先ずっと後悔するかもしれない、いや、きっと後悔するに違いない。。”
と強く考え始め、35歳というタイミングで思い切ってネイリストに転職することを決意しました。
もちろんその時も両親は大反対で、一体何を考えているんだ!と猛烈に怒られもしましたが、
”今しかないからどうにか分かって欲しい、今やらないとこの先ずっと後悔すると思う”
とどうにか了承を取り付け、十分には納得を受けられないままではありましたが、美容業へとついに足を踏み入れることとなりました。
スクールに通うとネイルケアへの興味が一気に膨らんだ
大学事務員を円満退職後、すぐにネイルスクールに通い始め、ネイリストとしての道を歩み始めました。
入校時はネイルアートに興味がありましたので、色々なアートを勉強し、素晴らしいアートができるネイリストになってみせるぞ!という決意でした。
ただ、ジェルやスカルプなど一通りのことを学びましたが、スクールの序盤で教えてもらったネイルケアという作業に心を強く惹かれすぎたのか、スクールの後半になってもそのことが頭から離れず、結局その出会いがその後の進路を大きく変えることになります。
卒業間近の頃には、甘皮をきれいに処理できたり、ささくれをきれいに取れ、処理後の自爪本来の美しさが引き立つことがとても好きになり、私のやりたいのはアートではなく、ネイルケアだ、ネイルケアの道に進もう!と既に強い決心となっていました。
応募前に一度プリナチュールのネイルケアを受けてみよう
ネイルケアの道に進もうと決心し、ネイルケアに力を入れているネイルサロンをいくつか見つけ、それらのホームページを見たりしましたが、どうもどのサロンもいまいち興味が十分に沸いてこず、プリナチュールだけが別格にとても興味が湧いている状態となりました。
ホームページもとてもしっかりと作られ、採用サイトのスタッフインタビューやサロンの写真からも良いサロンなんだろうなーという雰囲気が伝わってきて、
“働くならここがいいかもしれない。でも実際に応募前にサロンを見た方がいいかもしれないかも。実際に見たら全然雰囲気が違うかもしれないし”
と思い、プリナチュールに客として来店してみることにしました。
やっぱりこのサロンしかない!
ドキドキしながらその日を迎え、来店してみると手作り風な温かい内装にまず目がいき、ネイリストの方がとても笑顔で迎えてくれました。
そして実際にネイルケアを受け、その技術レベルの高さはもちろん、1つ1つの作業がとても丁寧で、いま行っている作業がどのような作業なのか、どのような意味合いがあるのか1つ1つ丁寧に説明してもらえたことにとても感動しました。そして、
“私がやりたい施術はこれだ!もうこのサロンしかない!!”
と思い立ち、すぐに求人応募を行いました。
面接中はずっと緊張しっぱなしで、何を話したのかよく覚えていませんが、どれだけプリナチュールに入社したいかをもうよく分からないくらい必死に語ったように思います。あとから面接官だった社長やマネージャーからは「もうとにかく熱く語ってくれてたよ」と聞いて、何だか気恥ずかしい気持ちにもなりました(笑)
私の必死の思いが通じたのか?無事に内定をいただき、ネイリストとしての職業を思い続けてから20年近くたってついにその思いが形となりました。
恥ずかしながらも、いま思い返してもじわーと涙が溢れてくる感覚です。
両親からもついに「職業」として認められた
プリナチュールから内定をもらい、両親にはネイリストとして働き始めることを伝えたのですが、あれだけ反対していた母から「決まって良かったね。長い間頑張ったもんね」ととても喜んでもらえました。
一方で父は「そうか」くらいの特に反応のない反応だったのですが、入社後しばらくしてから父のささくれを取る機会がたまたまあり、その際に、
「すごいなこれは。痛くもなく、こんなにきれいにささくれを取ることができるんだな。これはすごい。これがおまえの仕事なんだな」
と言われ、その時に初めて父にも少しは認められたかな・・という嬉しい気持ちになったことを思い出します。
今でも父とは仕事の話はあまりしませんが、父は私をとても信頼してくれているのを感じていますし、何も言わないながらもしっかりと認めてくれていることを感じています。これからも父の暗黙の期待に応えられるよう、より一層頑張っていきたいと思います。
ネイルサロンとは馬車馬のように働かされるところ?
ネイルスクール時代、先生や同期からは、
「ネイルサロンというのはとにかく馬車馬のようにひたすら働かされるところで大変だけど頑張っていこうね」
「ネイルサロンは女の世界だから色々あるけどそういうものだから」
「個人プレー主体の業界だから個人の力をとにかく上げていかないとしんどいよ」
というような話をよく聞いていたので、内心びくびくと覚悟していたのですが、実際に働き始めると、肩透かしと思えるほどプリナチュールの雰囲気が異なっていて驚きました。
もちろん、プリナチュールはとても予約数が多いので施術が大変なこともありますが、馬車馬のように働きづくめということはなく、穏やかなスタッフばかりからなのか、派閥争いや女の世界の争い、といったことも全くなく、むしろいつでも協力しあってとても働きやすい職場となっています。
研修時からも常に新人の私に気を配ってもらえ、12月という繁忙月だったにもかかわらず、安心してデビューさせてくれたことを今でもとても感謝していますし、改めて振り返ると、思い切ってネイリスト資格を取得し、プリナチュールに入社したことは間違えた選択ではなかったと心から思えています。
そして今は何よりもプリナチュールというサロンが大好きです!
ネイリストになることを周囲から反対されている方へ
私はネイリストになりたいと思ってから、実際になるまでに約20年近くかかりました。私と同じように、ネイリストになりたいけど、家族や周囲からなかなか理解を得られない、という方もおられると思います。
ただ、本当にやりたい仕事としてネイリストになりたいのなら諦めなければいつかは理解してくれる日が来てくれると思います。そのために、常日頃からその準備をして、アンテナを張っていただきたいと思いますし、ネイリストとして働くことを諦めないでください!
いつかそのチャンスが来ると信じてください。プリナチュールでお会いしましょう!
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